前回書いた通り、僕の場合は必要に迫られて英語の勉強を始めました。
イタリア語とは違い英語は中学高校で必修科目として勉強したことありますが、100点満点で20点いけば良い方というくらいでした。
微量な知識はあるものの、それを引き上げられるほどかと言われると全然ありません。
よく「中学英語だけで英会話はできる」といったことを聞きますが、それは80点とか90点取れている人のお話なんだと思います。
僕にはできなかったので。
英語を使えるようになった人の勉強法から学べること
ほっといても喋れるようにはならないので、何かしらやらないといけないなと思ったので、ネット上でいろんな人の勉強法を調べたりしました。
– 好きな英語のセリフを暗記できるようになるまで繰り返し見続ける
– 好きな海外作品の原著を読みこむ
– 市販の単語帳は読まないし、英⇔日の単語帳は作らない
– 辞書は英英辞典を使う
玄人さんたちが喜びそうなやり方がたくさん紹介されています。
正直言って、僕にはこれらは無理だろうなと思っています。
だって、微量しか知識がないんですもん。買う=BUYと信じていてPURCHASEの存在自体を知らなかった素人の僕にはこの勉強法は無理です。
そこで、僕がサバイバルで英語を学んでいくことになったときに初期に始めたことはたった2つです。
スマホの翻訳アプリが大敵
まず一番最初にやったことは翻訳アプリで日本語を英語にすることからの卒業でした。
便利なんですよね、翻訳アプリ。
喋ってもらうかタイピングしてもらえば、全然こちらが喋れなくてもコミュニケーション取れますから。
しかもスマホで使えるわけですから、ほぼ皆さん持っているという点でも最高です。
ただ、何がってお相手や自分が喋っている時を待っている間(ま)であったり、微妙に適切な言葉に翻訳されなかったりでお互いにモヤっとすることがあります。
それがイヤで少しずつでもいいから簡単なコミュニケーション取れるようになろうと決心し、結構早い段階で翻訳アプリを日本語→英語で使うことはやめました。
もう大変ですよ。英語を喋れない僕がどうすればいいとかこうすればいいって伝えるわけですから。
元もとの僕がどのくらいの英語力だったかで言うと、It takes around ten minutes to walk from here to XX.が分からず、指差ししながらFrom here to here about ten minute walk.って説明してたくらいです。
地図ありきだったので、もちろん伝わってはいましたが、正直自分にあきれました。
いろんな方が喋っていること聞いてだんだんと覚えて使えるようになるもんですよね。
今も思っていますが、
「こんなこと中学生の時にやったかな??」とか、
(いや、絶対にやってるよ)
「だれ?このit」とかなりますよね。
無理やりにでも英語で考えることが大事
次に何をやったかというと、お客様に聞かれることの想定回答を何度も英作文しました。
原著や映画と違い、お客様に聞かれることの想定回答なので内容が圧倒的に身近です。
この身近であるということがかなり重要だったと僕は思っています。
英作文をするときは、書いては消して、書いては消して。
知らないニュアンスは調べて。一度調べたニュアンスも忘れるので、また調べて。
っていう感じで何度も繰り返して、同じ内容でも覚えるまでは何度も英作文をしてチェックしてを繰り返しました。
翻訳アプリは英語→日本語で使用して、思わぬところが変な意味合いに変化してしまわないかを確認するようにしています。
イディオムとか前置詞とかもちょっと分からないので。
こうやって作った英文をネットの英文法チェックサイトにかけて英文法をチェックしてもらって自分の作ったものと比べて、これはこう言うのかーとかを学んでいます。
主に使うのはGinger PageかGmailです。
Gmailは、PCブラウザ版だと言語に合わせて文法チェックしてくれます。
これらの文法チェックサイトがどの程度正確なのか、未だに僕にはわかりませんが、今のところ拙くても通じているくらいにチェックしてくれているからいいのかなという風に思っています。
もちろん、想定回答を考える際には漠然と方向性は日本語で考えますが、この時にガッチリ日本語で文章を作ってから英語にしてということはしません。
漠然と考えた内容っぽい英語を並べる所からはじめて、だんだんと文章にしていくということができるようになっていきました。
そうすることで、変に日本語を翻訳したよねっていう感じが減らせるのではないかと信じています。笑
英文法のイロハも分からなかったので、この強制的に英語で文章を考えるということが今も役に立っているように感じます。
きっとこれからもこれを続けていくことで、想定回答を拡げていけるんだろうなと思っているので、僕にはあったやり方なんだろうなと実感しています。
英語が全然ダメだった僕が最初にやったこの2つのことは、おそらく僕と同じように英語が苦手だけど少しでも使えるようになってみたいという方にはオススメだと思います。
丸暗記ではないけど、ちょっとずつ段階を踏んで使える英語が増えてきますし、アプリだよりじゃないので相手が話している中に自分が知っている表現を見つけられたりするので次に繋がるという意味でもオススメしたい英語学習方法だと思っています。