7月にはふさわしくないですが、、、
毎年確定申告をしています。
10数年くらいやっていて、最初の数回は税務署に直接足を運んで申告していましたが、今となっては期間内に郵送しています。おかげで楽ちんです。
毎年のことなので、面倒だなとは思うものの、複数箇所からの給与所得を申告することがほとんどなので、個人事業主の方が苦労しているような状況ではありません。
ですが、今回は確定申告のお話ではありません。
引っ越しのための審査に、自分の収入を証明するため納税証明書を取得する必要が出たんです。みなさん、申請したことありますか?納税証明書。
イタリアに行くときのビザ申請で使ったような気がするなーくらいの薄いかかわりしかなかった納税証明書だったので、Google先生にしっかりと教えていただきました。
先生の教えによると、申請書にはマイナンバーや印鑑が必要であることなどなど、スムーズに取得できるような情報がたくさんあります。
他にも納税証明書の申請には、何税のどの項目についての証明が何通必要なのかによって手数料が変わるということなども教えてくださるなんて、さすがセンセイです。
ただ
僕は確定申告後に引っ越しをしているんですが、その部分については先生が良い感じに焦らしてくれるので見つかりません。
確定申告したのはA区の税務署だけど、今はB区の税務署が管轄になので、どちらで申請をすれば発行してもらえるのかが分かりません。
「納税証明書 確定申告後に引っ越し どこで申請」などストレートに尋ねてみたんですが、A区とB区のどちらで申請すれば納税証明書がもらえるのかという肝心の答えにたどり着けません。
税務署に電話して聞けばいいんですけど、税務署の営業時間内に電話するのって難しくないですか?そんなことないですかね??
少しずつ質問の仕方(検索ワード)を変えていくと、『確定申告をした後の納税証明書は1月1日時点の住所地で発行が可能』という待望の情報を何とか見つけることができました。
これで状況は一気に進むはずです。だって、前に住んでいた時の所轄税務署に行けば納税証明書がもらえるわけですから。
しかも、今回は都知事選があるので、投票のためにどちらにしろ行かないといけないので一石二鳥です。
余談ですが、引っ越しのタイミングによって、選挙の投票場所が前の住所地になることがあるということも今回初めて知りました。大人として恥ずかしい。
現住所の住民票も無事に取れたし、税務署に行ってから期日前投票したらカンペキです。やることも行く場所も分かっているので、のんびりと税務署へ。
日ごろから税務署に行く機会があるわけではないので、申請書がどこにあるか分からずに困っていても誰も声もかけてくれません。
そうですよね。良かれと思って声かけて「あ、分かってるんで大丈夫です。」とか言われたら、笑顔でいられないですもんね。僕ならめげます。
結局、あまりにも棚の中に申請書類が多すぎて納税証明書の申請書が見つけられなかったので、確定申告関連の対応をしていらっしゃる署員の方に聞いてみると、記入台に申請書があると優しく教えてもらえました。
誰も悪くないんですけど、もう少しだけ分かりやすいと助かりますよね。
申請書の記入は十分にイメトレ済みです。
税務署に着いたら教えてもらおうと決めていたところ以外は全てキッチリと埋められました。
番号が呼ばれ、カウンターへ。
「すみません。確定申告をした後に引っ越したんですけど、この住所地は引っ越し前の住所を書けばいいんでしょうか?」
そうです。教えてもらおうと決めていたところは、右上の欄にある住所地です。
ネットの情報では、確定申告をした住所地で納税証明書は申請と発行ができるとなっています。
ですが、住所地を書ける欄は1箇所のみです。
新住所か旧住所か、究極の選択です。
『お引っ越ししている場合は、納税証明書は新住所の管轄税務署でないと出せません。』
「え...?
確定申告したのはこちらなんですけど...」
『お引っ越しされて住所が変わっているとのことですので、そちらじゃないと出せないんです。』
「1月1日付で住所があったのはこちらなんですが...」
迷惑極まりない主張だけをしていたところ、窓口の署員さんが責任者っぽい方に状況を説明して確認をしてくださることになりました。
きっと、『なんだかよく分からないこと言ってきて納得してくれないんで、何とかしてください。』といった感じ。
責任者っぽい方(ここではSさん)が、窓口まで来てくださって説明してくださいました。
納税証明書は現住所の管轄税務署でしか申請も発行もできないこと、確定申告をした情報は住民票を移動した後にそちらでしか参照できなくなってしまうこと、【所得税・消費税の納税地の異動に関する届出手続】という手続きが別で必要なことなどなど、いい歳して何も知らない僕にSさんは丁寧に教えてくださいました。
郵送という手段もあるとのことですが、Sさんのお話では通常は発送までに申請から2~3日くらい経ってしまうとのことで今回は難しいです。
どうにか最短でほしいと思っていることを伝えるとSさんから『今から納税のデータが確実に新しい住所の管轄税務署に送られているようにしますし、納税証明書を全部記入いただけたらそちらも管轄税務署に送っておきます。そうしたら、月曜の朝には納税証明書を発行できるようになると思いますので。』といった神のようなお言葉をいただきました。
ネットの情報がダメということはないんでしょうけど、鵜呑みにせずに最初から聞いておくべきだったなーと痛感しました。
Sさんのおかげで、知らなかったことも知れましたし、異動届出せたので良かったんですけどね。
みなさんも引っ越した後に納税証明書が必要な場合は、現住所の管轄税務署でないと発行できないのでお気を付けください。
税務署の方は、聞いたら皆さん丁寧に教えてくれますから、やりたいことを前もって電話で聞くことをおすすめします。